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作品模写

来月10月の油絵科は特別課題で作品模写をやる予定!
ということで本日は作品模写のお話をすこししてみようと思います。

巨匠の作品を模写することは大変勉強になります。
色の使い方、タッチの入れ方、粗密の表現などなど…実際に模写してみると今まで見えてこなかったことが色々と見えてくるようになるのがおもしろいです。


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こちらは私が大学生の頃授業でレンブラントの作品を模写したものです。
キャンバスではなく板に描いていきました。
また、描くときも最初から固有色をのせずに茶系の絵の具で描き進め、最後にグレーズで着色するという流れで描いていきました。
影側は透明感を出したかったのであまり手をいれずぎないようにして、光があたっているところや稜線中心に手数を増やして密度をあげて立体感をだしています。



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こちらは私が高校生の頃、アトリエヴィーナスの生徒だった時代に描いたモネの作品の模写です。
高校生…時の流れが本当に恐ろしい…。
この絵は…色々とツッコミどころ満載ですが一番勉強になったのは水面を細かいタッチで表現していく手法です。
この表現は模写をしてみるまで自分では思いつかなかったことなので、なるほど…と関心しながら描いて行った記憶があります。
また、水面も全てに細かいタッチがはいっているわけではなく手前のほうはほぼタッチをかかないようにしてメインの中央付近に視線がいくようにつくりこまれているのもすごいですよね。そして密度の高い中央のみに視線が留まらないように右下に雲のうつりこみをいれてしっかりと視線を引っ張っているところもよく考えられています…。

といったように、模写をしていると作家の意図が少しずつわかってきて、絵を見る時の感動とはちがった感動が得られるのが素晴らしいです!

来月は、特別課題で実際に生徒さんが描いた模写作品を載せたいなと思っています。
お楽しみに!
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個性は自然発生するものではない?!

人間はそれぞれに考え方/性格/言動などの違いがあり、見た目も違います。
これが個性ですね!って改めて考える必要もなく当たり前のことですよね。
その中で私たちの職業である芸術家やデザイナーは強烈な個性の持ち主と言われたり、思われたりすることが多いのですが、
仮に強烈な個性の持ち主であったとしても 『作品の個性 』 に関しては自然発生的に形状化されるものではなく、意図的に作り上げていくものなのです。
ここをテーマとした授業を行いました。

作品制作=自己表現は『テーマ、発想、手法 』 で成立します。
この3つの要素のうち 『テーマと発想 』 は美術に関わらなくとも全ての人が持っていることですので、残りの 『手法 』 が自己表現の鍵を握っているといえます。
言葉を使えば誰でもコミュニケーションを取ることが出来ますが、どのように使うかで小説家に、
絵の具は幼稚園児でも使えますが、どのように使うかで美術家になれるのです。
「どのように」 とは 『手法 』 であり 『技法 』 とも言え、その扱い方と工夫が作品の個性をつくり上げます。

以下の図は誰もが知っている 『点とハートマーク 』 を使って、デザインにバリエーションを持たせた参考例です。
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如何でしょうか。
特に難しいことは行っていませんが、ほんのちょっとした事で表情がガラリと変わります。
今までの小中高における学校教育の中で学習を只々暗記に頼ってきた人は、ちょっと着眼点を変えて自分なりの方法を探る訓練もしてみましょう。
『遊び心 』 が工夫を生み、扱い方に幅を持たせ、個性的なデザインを生み出すことになります。


無料体験入学を開催いたします

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無料体験入学を開催いたします。
これから美大、美高を目指す方の体験教室です。
多くのご参加をお待ちしております!!

■日時 9/25(水) PM5-PM8まで
■場所 アトリエ ヴィーナス3F会場
■課題 鉛筆デッサン(画材はアトリエからプレゼントいたします)
■持物 筆記用具、軽食
■対象 中学1年生以上
■特典

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△全く初めての方でも事前の連絡やお申込みはいりません。当日は、直接会場へお越しください。
△個別無料体験入学もございます。日程をご指定頂き、PM5-PM8に体験できます。

石膏デッサンは楽しい! ~2

完成しました☆
前回の続きの後半戦…

描き進めれば進めるほど、
「明部が白すぎるな」「背景が繋がらないな」「頭と体が分離しているな」「顔が似ないな」「左右の目の並びがバラけているな」などなどいろいろどんどん問題点が見えてきます。

でもこれらを克服していくのが後半戦の楽しいところ。
構造解釈、絵画理論、表現手法などで画面を揺さぶって完成に近づけていきます。

一口に『石膏デッサンは楽しい!』といっても楽しみ方は様々で、
前半戦は感覚的に描き進めていくことが楽しい!
後半戦は頭を使って形にしていくのが楽しい!
これは『自分勝手な楽しさ』+『自分の弱さを克服する楽しさ』とも言い換えられるのか…

石膏デッサンに限らず作品制作は頭も体も当然疲れるわけですが、だからこそ楽しい!
誰にでも簡単に出来てしまうようなことなんて面白くないですよね。

受験生はこれからが後半戦!
結果に繋げていきましょう!


■5時間制作
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■7時間制作
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縁辺対比

縁辺対比という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
縁辺対比とは、白黒でデッサンを描いていく上でとても重要なものです。
本日は縁辺対比のお話をしていこうと思います。


まず、下の図を見てみましょう。
特に見てほしいところは、色と色の境目の場所です。
明るい色が暗い色に接している境目は、なんだか少し明るく見えてきますよね。
縁辺対比とは、異なる明度の色が隣り合った時に境目が目の錯覚によって強調されてくる現象のことです。

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次はこちらの2つのビンの図を見てみましょう。

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このビンの色を見て、どう思いましたか?
この2つのビン…実は2つとも同じ色なのです!

右側のビンの色の方が、なんだか明るく見えてきませんか?
これも、縁辺対比という現象を使ったものです。
左のビン図は、ビンの色と背景の色の明度差がほとんどないため、ビンの色がぼんやりとしか見えてきまん。
対して、右側のビンの図は、ビンと背景の明度差があるため、ビンの明度が明るく見えてきます!

この現象をうまく使っていくと、デッサンの完成度が上がっていきます。
例えば、金属のハイライトを描いていくときに…ただハイライトを白く抜くだけでなく、白いハイライトのとなりに黒い明度の低い色を置くと、ハイライトがぴかっと明るくはっきりと見えてきますよね。
このような目の錯覚を利用していき、作品のクオリティをアップさせていきましょう!
プロフィール

Author:アトリエ ヴィーナス
芸大・美大受験予備校&絵画教室です

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