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個性は自然発生するものではない?!

人間はそれぞれに考え方/性格/言動などの違いがあり、見た目も違います。
これが個性ですね!って改めて考える必要もなく当たり前のことですよね。
その中で私たちの職業である芸術家やデザイナーは強烈な個性の持ち主と言われたり、思われたりすることが多いのですが、
仮に強烈な個性の持ち主であったとしても 『作品の個性 』 に関しては自然発生的に形状化されるものではなく、意図的に作り上げていくものなのです。
ここをテーマとした授業を行いました。

作品制作=自己表現は『テーマ、発想、手法 』 で成立します。
この3つの要素のうち 『テーマと発想 』 は美術に関わらなくとも全ての人が持っていることですので、残りの 『手法 』 が自己表現の鍵を握っているといえます。
言葉を使えば誰でもコミュニケーションを取ることが出来ますが、どのように使うかで小説家に、
絵の具は幼稚園児でも使えますが、どのように使うかで美術家になれるのです。
「どのように」 とは 『手法 』 であり 『技法 』 とも言え、その扱い方と工夫が作品の個性をつくり上げます。

以下の図は誰もが知っている 『点とハートマーク 』 を使って、デザインにバリエーションを持たせた参考例です。
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如何でしょうか。
特に難しいことは行っていませんが、ほんのちょっとした事で表情がガラリと変わります。
今までの小中高における学校教育の中で学習を只々暗記に頼ってきた人は、ちょっと着眼点を変えて自分なりの方法を探る訓練もしてみましょう。
『遊び心 』 が工夫を生み、扱い方に幅を持たせ、個性的なデザインを生み出すことになります。


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石膏デッサンは楽しい! ~2

完成しました☆
前回の続きの後半戦…

描き進めれば進めるほど、
「明部が白すぎるな」「背景が繋がらないな」「頭と体が分離しているな」「顔が似ないな」「左右の目の並びがバラけているな」などなどいろいろどんどん問題点が見えてきます。

でもこれらを克服していくのが後半戦の楽しいところ。
構造解釈、絵画理論、表現手法などで画面を揺さぶって完成に近づけていきます。

一口に『石膏デッサンは楽しい!』といっても楽しみ方は様々で、
前半戦は感覚的に描き進めていくことが楽しい!
後半戦は頭を使って形にしていくのが楽しい!
これは『自分勝手な楽しさ』+『自分の弱さを克服する楽しさ』とも言い換えられるのか…

石膏デッサンに限らず作品制作は頭も体も当然疲れるわけですが、だからこそ楽しい!
誰にでも簡単に出来てしまうようなことなんて面白くないですよね。

受験生はこれからが後半戦!
結果に繋げていきましょう!


■5時間制作
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■7時間制作
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石膏デッサンは楽しい!

美大入試が語られる際によく出る話、石膏デッサン不要論です。

「石膏像が描けたからなんだ?将来の役に立つのか?」との意見は判らなくはなく、実際のところ近年の入試から石膏デッサンは減る傾向にあります。
長く続いてきた『藝大のデザイン科入試といえば石膏デッサン』も数年前からは私大入試と同様の構成デッサンが選択できる試験になっています。

構成デッサンは石膏デッサンと比べて発想や構成能力が求められるため、個性の豊かさや観点の良し悪しも判断基準になる訳ですが、
ひたむきに 『形を合わせる』 『顔を似せる』 『陰影を追う』 『空間を出す』 といった
素直に描いて写し取ることに集中出来る石膏デッサンは、デッサン力を鍛える上でシンプルで有意義なモチーフですので、
無くなってほしくない入試課題でもあります。

そんなこんなの石膏デッサン、
参考になればとアップしました。

今回描いている石膏像はカッパヴィーナス。
正式名はカピトリーノのヴィーナス。
古代ギリシャの彫刻家プラクシテレスが、紀元前150年頃制作したと考えられている像です。

1時間ほどで全体感を掴み、更に描き進めていく中で顔が似ない原因を探っていると…発見!
顔の右半面はほんのりと頬の筋肉が持ち上がり朗らかな顔、左半面は筋肉が下へ下がり疲れているようなやつれた顔!!!
多くの彫刻作品や人物画で自然観として行われている非対称の表現ではありますが、一見無表情の顔のカッパさんも同様に造られていたことに感動!
紀元前150年の彫刻家の意図が伝わってきたようで更に感動!

そして結論!
『石膏デッサンは楽しい!』

このデッサン、仕上がったならば…☆ 来月のブログでアップします。

■1.5時間制作
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■3時間制作

良い作品を描く為に必要なこと

ジトジトと梅雨。ムシムシと暑い日が続きますね。
でも受験生にとってはそんなことも関係無く、これから来る暑い夏の最中でも制作と勉強に励みます。

でも、
『良い作品を描くには良い作品のイメージが持てないとどうにもならない!』

完成目標が無ければ、知識も技術も役に立ちません。
そこで予備校がお休みの日曜日、美術館へ出かけましょう!

受験生位の年齢は人生で一番多感な時。
歴代のアーティーストが何に感動してどんな作品を残してきたのかを知ることは今後の制作活動の肥しになることは確実です。

ということで、独断と偏見で選出した開催中の展覧会を紹介しますね☆


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クリムト展 ウィーンと日本 1900
2019年4月23日(火)~7月10日(水)
東京都美術館
https://www.tobikan.jp/


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クリスチャン・ボルタンスキー ─ Lifetime
2019年6月12日(水)~9月2日(月)
国立新美術館
https://boltanski2019.exhibit.jp/index.html


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塩田千春展:魂がふるえる
2019年6月20日(木)~10月27日(日)
森美術館
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/shiotachiharu/index.html


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マリアノ・フォルチュニ 織りなすデザイン展
2019年7月6日(土)~10月6日(日)
三菱一号館美術館
https://mimt.jp/fortuny/


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ニューヨーク・アートシーン ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで ―滋賀県立近代美術館コレクションを中心に
2019年6月8日(土)~9月1日(日)
和歌山県立近代美術館
http://www.momaw.jp/exhibit/after/2019nyac.php


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みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ 線の魔術
2019年7月13日~2019年9月29日
Bunkamuraザ・ミュージアム
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/19_mucha/


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高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの
2019年7月2日~2019年10月6日
東京国立近代美術館
https://www.momat.go.jp/am/exhibition/takahata-ten/

受験科の生徒諸君、課外授業にいくよ!

教室の中で日々黙々と制作を重ねている受験生。
知らず知らずの内に自分の内面ばかりの発想に頼っていませんか。

今回は大空と太陽の下での作品制作。
普段とは違った題材、課題、素材などでの制作は、いろいろと発見・吸収・充電できたりします。
外に出るのは良いですよ。
そして何よりも気分転換になりますね。
(雨が降ったら屋根の下の江ノ水ですけどね。)

※受験科限定の課外授業です。


プロフィール

Author:アトリエ ヴィーナス
芸大・美大受験予備校&絵画教室です

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