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遠近法をマスターしよう

みなさんは、遠近法という言葉を聞いたことがありますか?
絵を描くひとなら一度は聞いたことがあると思います。
基本的なものは手前にあるものは大きく、奥にあるものは小さく描く線遠近法。
もう一つは、近くのものをはっきり明瞭に描いて、奥のものをぼんやりと不明瞭に描く空気遠近法。

今日は、この線遠近法と空気遠近法のお話をしていきたいとおもいます。




まずは、遠近法を使っていない画像。

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特に遠近感などはなく、横並びに見えますね。




続いて、手前大きく奥小さくの線遠近法をつかった画像。

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少し前後感がでてきました!




続いて、線遠近法と空気遠近法両方使ってみます。
手前大きく奥小さく。
手前はっきり奥ぼんやり。

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おや…!?
かなり遠近感がでたのではないでしょうか!!
完全に左側のイラストが手前にでて、右側のイラストが奥に引っ込んでるとおもいます。




そしてさらに、空気遠近法の応用。
遠くのものは、空気中の大気の性質により空の色に近くなり、少し青味がかるという特徴があります。
その性質をつかった画像です。

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おっと…!?
かなり前後感がでたのではないでしょうか!!!

といったように、ほんの少しのことでかなり遠近感がでるのが遠近法です。
みんなも絵を描くときは遠近法を使って空気感をだしてあげましょう!!
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絵の具と顔料と混色の関係

こんにちは!
明日から12月ということで、どんどん寒くなってきましたね。朝、お布団からでられなくてなかなか起きられなくなってきました。

突然ですが皆さんは、絵の具が何でできてるか、ということを考えたことがありますか?

絵具は、顔料(ピグメント)+固着剤(メディウム)でできています。
絵の具の原料になっている顔料とは色を着色する物質のことで、水に溶けません。(ちなみに、水に溶けるものを染料といいます。)

今日はこの顔料についてすこしお話をしていきます。

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絵具のチューブをよく見てみると、こんな表示があると思います。

これはウルトラマリンディープという色の絵の具です。
ここの、顔料という欄をよく見てみると、PB29群青と書かれていますよね。
この番号は、絵具に使われている顔料の番号です。つまり、ウルトラマリンディープにはPB29群青という顔料が使われているという意味になります。

続いてこちらをご覧ください。

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こちらはカドミウムグリーン ペールという絵の具です。
こちらの顔料を確認してみると…。
PG28ビリジャン、PY35カドミウム黄と書いてあります。
さっきのウルトラマリンディープと違って顔料が2種類入ってますね…!


と、いうことは…
ウルトラマリンディープとカドミウムグリーンペールを混色すると、チューブで数えると2色混色ですが、顔料は3色混色になっています。

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こちらはミストグリーン。
顔料を見てみると、3種類の顔料をつかっていますね。
ということは、この色を混色で使うとチューブの色数では1色なのに実際は3種類の顔料をつかうことになります。

つまり…
いろんな種類の顔料をつかっている絵の具同士を混ぜすぎると、混ぜた絵の具の色数自体はそうでもなくても、顔料を見ると大量の顔料がまざっていることになっているのです!!!


不思議ですね。

なので、あんまりたくさんの種類の顔料をつかっている絵の具同士を混色すると、混色した色数自体は少なくても濁った色になってしまうこともあります。


絵にメリハリをつけるためには濁った色も必要になってくることもありますが、意図せずに色が濁ってしまうのは悲しいですよね。
ぜひみなさんも、自分の持っている絵の具の顔料をチェックしてみましょう★

作品模写2

こんにちは!
秋も深まりだんだん寒くなってきましたね。
巷では風邪が流行っているとか…。。
みなさんも受験に向けて体調管理をしっかりしていきましょう!!うがい手洗いは必須です。


本題に入りますが、今月は前月に引き続き作品模写についてです。
油絵科の生徒さんが実際に描いた作品を紹介いたします。

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ゴッホの「星降る夜」の模写ですね。
ゴッホの作品は、力強いタッチがとても印象的です。
個人的に面白いなと思う場所は、画面下の方の黄色い色のタッチと青い色のタッチが入り組んでいる場所ですね。
黄色い色のタッチと青い色のタッチが隣り合うことで、全体を見たときに少し緑っぽい色に見えてきます。
普通に混色して緑をつくっていくより、この絵に似合っていますよね。

作品模写は、作品を再現するために普段自分ではあまりやらないことをやることになるのでとても勉強になります。
普段の制作でも今回模写したようなゴッホの力強いタッチによる点描が活かされてくるといいですね!

作品模写

来月10月の油絵科は特別課題で作品模写をやる予定!
ということで本日は作品模写のお話をすこししてみようと思います。

巨匠の作品を模写することは大変勉強になります。
色の使い方、タッチの入れ方、粗密の表現などなど…実際に模写してみると今まで見えてこなかったことが色々と見えてくるようになるのがおもしろいです。


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こちらは私が大学生の頃授業でレンブラントの作品を模写したものです。
キャンバスではなく板に描いていきました。
また、描くときも最初から固有色をのせずに茶系の絵の具で描き進め、最後にグレーズで着色するという流れで描いていきました。
影側は透明感を出したかったのであまり手をいれずぎないようにして、光があたっているところや稜線中心に手数を増やして密度をあげて立体感をだしています。



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こちらは私が高校生の頃、アトリエヴィーナスの生徒だった時代に描いたモネの作品の模写です。
高校生…時の流れが本当に恐ろしい…。
この絵は…色々とツッコミどころ満載ですが一番勉強になったのは水面を細かいタッチで表現していく手法です。
この表現は模写をしてみるまで自分では思いつかなかったことなので、なるほど…と関心しながら描いて行った記憶があります。
また、水面も全てに細かいタッチがはいっているわけではなく手前のほうはほぼタッチをかかないようにしてメインの中央付近に視線がいくようにつくりこまれているのもすごいですよね。そして密度の高い中央のみに視線が留まらないように右下に雲のうつりこみをいれてしっかりと視線を引っ張っているところもよく考えられています…。

といったように、模写をしていると作家の意図が少しずつわかってきて、絵を見る時の感動とはちがった感動が得られるのが素晴らしいです!

来月は、特別課題で実際に生徒さんが描いた模写作品を載せたいなと思っています。
お楽しみに!

縁辺対比

縁辺対比という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
縁辺対比とは、白黒でデッサンを描いていく上でとても重要なものです。
本日は縁辺対比のお話をしていこうと思います。


まず、下の図を見てみましょう。
特に見てほしいところは、色と色の境目の場所です。
明るい色が暗い色に接している境目は、なんだか少し明るく見えてきますよね。
縁辺対比とは、異なる明度の色が隣り合った時に境目が目の錯覚によって強調されてくる現象のことです。

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次はこちらの2つのビンの図を見てみましょう。

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このビンの色を見て、どう思いましたか?
この2つのビン…実は2つとも同じ色なのです!

右側のビンの色の方が、なんだか明るく見えてきませんか?
これも、縁辺対比という現象を使ったものです。
左のビン図は、ビンの色と背景の色の明度差がほとんどないため、ビンの色がぼんやりとしか見えてきまん。
対して、右側のビンの図は、ビンと背景の明度差があるため、ビンの明度が明るく見えてきます!

この現象をうまく使っていくと、デッサンの完成度が上がっていきます。
例えば、金属のハイライトを描いていくときに…ただハイライトを白く抜くだけでなく、白いハイライトのとなりに黒い明度の低い色を置くと、ハイライトがぴかっと明るくはっきりと見えてきますよね。
このような目の錯覚を利用していき、作品のクオリティをアップさせていきましょう!
プロフィール

Author:アトリエ ヴィーナス
芸大・美大受験予備校&絵画教室です

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