西洋絵画の巨匠100(正式決定)

先日予告した『西洋美術の巨匠(仮)』が『西洋絵画の巨匠100』をタイトルとして正式決定。
いよいよスタートです。

1 ジョット
14世紀イタリアのゴシック美術の代表的な画家。
「ユダの接吻」はパドヴァのスクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ壁画のひとつ。
それまでの絵画に比べ、空間表現は自然で登場人物の心理表現も優れている。ただ、同じ礼拝堂にある「哀悼」のなかの天使の慟哭の様はあまりにストレートすぎて…。
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2 シモーネ・マルティーニ
こちらもイタリア、ゴシック美術でシエナ派の画家です。
「受胎告知」は、とても洗練されて優雅なスタイルのなかに、不思議と東洋的なフォルムが感じられて良い。
意外なところで、モディリアーニに影響を与えたらしい。なるほど…。
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3 ランブール兄弟
こちらはフランス、国際ゴシック様式の代表的なミニアチュールの画家。
ポール、エルマン、ジャンの3兄弟…まずいな。正式タイトル発表して早々、『~巨匠100(人)』じゃなくなってしまった…。
「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」は写本芸術の最高峰。金やラピスラズリをふんだんに使用した贅沢な作品。
図版なら小学館の世界美術大全集・西洋篇で見ることをオススメする。
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4 ファン・アイク
15世紀初期フランドル派の画家。
油彩画の技法は彼によってその完成度が高められ、驚異の細密描写と空間表現は、ルネサンスをはじめ多くの画家に影響を与えたそうです。
「アルノルフィーニ夫妻の肖像」は、ベラスケスの最高傑作「ラス・メニーナス」同様、観るものを絵画空間のなかへと取り込む仕掛けが施されている。
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5 パオロ・ウッチェロ
初期ルネサンスの画家。
寝食を忘れて幾何学や透視図法の研究に没頭したといわれている。
「サン・ロマーノの戦い」は、田園風景の中にも強引に線遠近法を取り入れていて(倒れた兵士や馬、投げ出された槍などが整然と不自然に配置されている)、かえってそれが幻想的な雰囲気を醸し出している。
他にもう二点あり、どれも「戦い」なのに時が静止したかのような不思議な作品です。
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Author:アトリエ ヴィーナス
芸大・美大受験予備校&絵画教室です

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