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異常なほどの熱量を込めよう

人の目を引くには対象にそれなりの熱量がなければなりません。例えば広告などは今の時代まず良いものを作っても相当意識をしない限り人は見てくれません。莫大なお金とデザイナー、プランナー、コピーライター、クラインアントの熱がいくら込もっていても、実際に商品を購入する消費者、彼らは町や駅なかを歩いている時は広告よりも携帯を見ている人の方がはるかに多いでしょう。一日を振り返ったときにその日見た広告をいくつ言えますか?と言われて五つ以上答えられる人はそういないと思います。現実はシビアです。
その点において受験生の作品は試験では必ず一度は目を通してもらえます。そこはありがたいところです。

・作曲、イラストレーション、新たな言葉の名付けでなど多義にわたって活躍しているみうらじゅんは高校生時代に誰に頼まれてもいないのに一人で400曲以上の曲を作っていたそうです。
・現在開催されている国立新美術館のダリ展のダリの作品には恐ろしく細い毛を駆使して描かれた作品がごまんと並んでいます。
・日本画科の町田久美は絵の中にあるすべての線を細い面相筆で引いていてその線の集積で太い線に見せています。

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町田久美作品

みうらじゅんの楽曲400曲がすべて良かったかどうかははわかりませんが、その量にはまず圧倒されます。400曲作った、それだけで「すごい」のです。しかも高校生が。
町田久美の絵は普通に見ていても綺麗なイラストのようですが、製作過程の話を聞くとよりすごさが増して絵に付加価値がつきます。
どちらも好みはそれぞれにあると思いますが一種狂気じみた熱が伝わってこないでしょうか?

前述の広告に関して言えば、確かに現在の状況は非常に厳しいものだと思います。デザイナーに求められていることはそう言った前提の中で良いデザインを生み出すこと、デザインとは表面上のものだけではなく人々と広告の関わり方までをも見据えたアイデアを作ることだと思います。

「現在の広告業界は非常に厳しいものがある」

厳然と立ちはだかる、至る所で投げかけられるこの言葉を聞いた時に…

「そんなつまらない固定観念は蹴散らして、携帯なんかよりはるかに面白い目の覚めるような真新しい広告を俺なら作る!」

そんな熱い情熱を日々燃料にして生きている人、そんな人たちが時代を切り開く新しいアイデアを生み出すものです。

センスや才能はあるに越したことはありません。しかしそれを花開かせるには開くまでの努力、開いてからも維持するための努力、が必要です。それは並々ならないものでしょう。
異常な熱量は人の目を引きます。どんなことでもいいので熱量をとにかく詰められるだけ詰めましょう。そうすればみなさんの作品もきっと目に止まるはずです。ほかの人には出来ない「ここだけは!」という局地的なポイント、それは普通に考えればちょっと異常だったり気狂いじみたりしているかもしれません。しかし人に想いを伝えるにはあるラインを超えて初めて丁度良い「心地よさ」や「感動」が生まれるのです。

そんなことを先日ダリの絵を見ながら思いました。
特に個人的にダリが好きなわけではないのですが、
すげぇな…このおっさんは…と。

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http://salvador-dali.jp
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Author:アトリエ ヴィーナス
芸大・美大受験予備校&絵画教室です

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