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藝大入試が始まりました。

昨年度から藝大デザイン科の一次試験は、受験生が石膏デッサンか構成デッサンかを選択する試験になりましたが、私大の入試対策で構成デッサンをメインに行ってきた受験生は受験しやすくなったようです。
そして昨日は石膏デッサン、今日は構成デッサンの試験が実施されました。

マルス_1_convert_20170228185845

この写真の彫刻は昨日の一次試験で出題されたマルス。
といっても試験は全身像ではなく、お腹のあたりでカットされている像を描きます。

藝大の石膏像は、各予備校にある物や現在販売されている物よりも原型に近い型から作られている為、彫りが深く試験会場では新鮮な感覚で描けたりします。
といってもやはり本物はカッコイイ。
全身像は彫刻作品としてカッコイイ!
左手に大きな槍を持っていたとされる想像をするともっとカッコイイ!!

写真はルーヴル美術館に「ボルゲーゼのアレス」として所蔵されているものですが、
このように石膏像で御馴染みのギリシャやローマの彫刻は、日本でも数年毎に展覧会で観ることができます。
実際に古代の彫刻を目の前にすると、デッサン用の石膏像を見ているときには感じなかった、まさに人間のような、いや人間以上に迫ってくる生命力や躍動感…
本物以上に本物らしく表現できる美術の凄さを実感します。

日本語では「マルス」。
元々はギリシャ神話の「アレス」、
ローマ神話/ラテン語では「マールス」
英語では「マーズ」、
ギリシャでは殺戮の神、ローマでは戦と農耕の神。
後に勇敢な戦士、青年の理想像、主神並みに崇拝された重要な神として慕われたそうです。

絵を描く時に大事なのは『観る、知る、想像する』
そしてカッコイイ!かわいい!美しい!などポジティブな感覚を大切にすることで良い絵が描けるものです。
かわいいマルスは無いにしても、試験会場でカッコイイ!美しい!マルスが描けたことを祈ります。
もうひと頑張り!受験生諸君!
プロフィール

Author:アトリエ ヴィーナス
芸大・美大受験予備校&絵画教室です

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