花を描こう

日本画科では毎年必ずといっていいほどどの大学でも初めに花を描きます。昔から日本画の作家は晩年に至るまで花を描き続けてきました。なぜそこまで執拗に花を描くのか、決まりがあるわけではないのですが花を描く事によって見えてくる事はたくさんあります。

私自身もともとはそこまで花が好きだったわけではないのですが、見たり描いたりしているうちに愛着が持てたり興味が湧いたりしてきました。また単に写生して綺麗に描くだけでなく形を拾っていく過程で線の応用や色彩の響きから花を描きながら花ではないものを主体にした作品像が見えてくる事もあります。

特に大学に入り日本画科のなかで岩絵の具を使って絵を描くと粒子が荒いため水彩のように細かく描くにも物質としての限界が出てきます。そういったときに形を省略しても線の美しさや形の綺麗さによってそのものらしさをいかに表すかが課題になってきます。

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上の二枚は奥村土牛のスケッチと本画です。どちらもサラサラっと描いているようでいて非常に神経の入った線や形、構図を押さえています。そういった緊張感がありながらもしかし絵として硬くはならないというのは本当にすごいことです!

理想は自然と花を描いたり飾ったりできるうようになれる事だと思いますが、まずは練習も兼ねて自主的に描いて見ましょう。
ちょうど桜の季節でもありますので、まずはスケッチなどでもいいので興味の持てるところからはじめましょう!
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Author:アトリエ ヴィーナス
芸大・美大受験予備校&絵画教室です

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