FC2ブログ

三面変化はとっても大事!

あっという間に2018年も終わりですね。冬期講習の長い制作も今日で今年最後。ようやく一息ってところかな?
講師たちも師走だけあって目まぐるしい毎日です!でも、どんなに忙しくてもこれだけは伝えたい。

「デッサンを上手く描くコツは、“パース”と“三面変化”と“全体的に仕上げていく”こと」!!
基本はこれに尽きます!

パースと全体的に仕上げていく描き方については以前取り上げましたね。
・パース
・全体的に仕上げていく描き方

今回は、三面変化についてお話しします。


三面変化とは、光が当たる方向に向いている面が最も明るくなり、立面や底面など光に対して角度がつくほど陰になる明暗変化のことです。


三面変化


簡単に言っちゃえばこういう事なのですが、実際の現象はもう少し複雑です。


まず、「稜線」ができます。稜線とは明部と暗部の切り替わりになる場所にできる、最も暗くそして質感が出るところ。


稜線


なぜ稜線が最も暗くなるのかというと、明部は当然光が当たっているので明るく、暗部は光は当たりませんが床から跳ね返ってくる光の反射がありほんのりと明るくなるからです。暗部に当たるこの光を「反射光」と言います。


反射光


そして、明部は光が当たるため質感がちょっと白飛びします(モデルさんを撮影するときも、光を当てて肌の凹凸をなくしキレイに見せますよね)。
暗部は光が当たらず暗がりになるので質感があまり見えません(暗い部屋で見たら、プラスチックの立方体も木の立方体も見分けがつきにくいですよね)。

しかし稜線は反射光が届かないので最も暗く、またモノの凹凸に光と陰が入り組むので最もその質感が現れる、というわけです。


いつもの三面変化に稜線と反射光を取り入れるだけでグッと立体感がアップしますよ!



三面変化 before



三面変化02 after




最後に注意事項を。複雑な形態のモチーフになると、いつもできている三面変化がすっかり抜けて、抑揚無く模様を描いたり明暗の切り替わりのメリハリもなく、立体感のないデッサンになりがち。どんなモチーフも、まずは簡単な形態に置き換えて三面変化をしっかりと捉え、稜線と明部に絞って描写を入れていくことが重要です。

例えばこの石膏を描くなら…
写真



まずは単純な形態に置き換えて三面変化を捉え…

単純な形態


徐々に三面変化を五段階、十段階変化と豊かにしていき…

大きな捉え方01


大きな捉え方02


完成させていきます。

完成
スポンサーサイト
プロフィール

Author:アトリエ ヴィーナス
芸大・美大受験予備校&絵画教室です

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR